2004年 12月 06日
「第3回横濱学生映画祭〜横浜国際映像文化祭2004」に行ってきました。 |
広報チーム「はまことり」は今回は、平成16年度横浜トリエンナーレ応援企画共催事業(〜11月開催分)として認定を受けた「視像群」を含む、第3回横濱学生映画祭〜横浜国際映像文化祭2004の取材にドイとかねこ2名で行って来ました。
取材から随分時間が経っての報告になってしまいました。まずそのことを取材に快く応じてくださった関係者の皆様、ブログを読んでくださる皆様に深くお詫びします。
■横濱学生映画祭とは?
横濱学生映画祭とは従来の映画上映における文化交流という枠を越え、急速に拡大するアジアのコンテンツ市場を見据え、教育と産業の両面から映画制作のあり方を検証するイベントです。
今回はその第3回目にあたり、世界的に有名なチャンイーモウや、チェンカイコウなど中国が世界に誇る映画監督を輩出してきた名門である北京電影学院の全面協力により、一気に国際化したものとなりました。
■「視像群」とは?
北京電影学院に今年から開設された「ニューメディアアート科」の教授でもあり、作家である方々の作品を紹介したものです。
当初、この企画の内容は壁面に映像を流すインスタレーションのみと聞いていましたが、実はそれ以外にも様々な映像作品や写真などがあり、それらすべてを含め「視像群」とのことでした。
まず、こちらの画像(←)が先のインスタレーションです。
あいにく、私が訪れた日にこちらは開催されてなかったので、担当の方にどのようなものだったか、お伺いしました。
すると、タイトルは「浮遊」で、内容は水面に北京の風景を投影し、その水面に指で文字のようなものを描くといったものだったとのこと。ちなみに、水面に指で文字を描くというモチーフは仏教のものらしいです。
画像は室内のものですが、こちらが日大大通りの情報文化センターの二階の壁面に流されたそうです。
次に、これら(↓)は「視像群」のうちBankART1929馬車道で紹介されていた作品の一部です。
こちらでの作品は急遽展示が決まったもので、展示される事を知らずに会場へ訪れたのですが、とにかく見るなり衝撃を受けました。というのも、いくつかの作品がすごくグロテスクなものだったと言うのは去ることながら、強いメッセージを放ているものが多かったからだと思います。しかも、そのうちのいくつかは他でも拝見したことがあった有名な作品だったので、急遽見れたことに驚きと喜びを感じました。
この「急遽」というのは、日本の一般的な美術館やギャラリーではあまりあり得ない感覚だと思うのですが、大変面白かったので、またこういった展覧会があれば是非とも見に行きたいと思いました。(ドイ)


(左の画像が劉旭光の「墨滴」で、右の画像が一方の式王鴻海、劉旭光の「一方の式」)
■榎田竜路さんへのインタビュー
榎田竜路さんは、今回の企画を主催された特定非営利法人横浜アートプロジェクトの理事長です。榎田さんに、横浜アートプロジェクトについて、次に今回の企画のうち「視像群」についての裏話やご苦労なさった点などについてお伺いしました。
○特定非営利法人横浜アートプロジェクトについて
横浜アートプロジェクトは特定非営利法人化する以前(3年前)より、「子供の心を守る」「感覚を豊かにしよう」というコンセプトのもと、横浜開港記念館で「伝わるものコンサート」を行うなど様々な活動を精力的に行ってきました。
今回の映画祭もその活動の一環です。メディアリテラシー(メディアを使いこなす能力)を自分達自身が身に付けよう。マスメディアが変わらないのであれば、市民の手による市民メディアを市民自らが主体的に起こすことで、自分という主体を見失わないようにしていこうという目的のもと開催されたそうです。このお話自体は映画祭を含むもっと大規模な話で、今後も様々な活動が展開される予定となっているそうです。広報チームとしてもブログや、WEBで随時追いかけていきたいと感じました。
○「視像群」について
今回の映画祭自体の企画は今年7月頃より準備が始まりました。
その中でのビデオインスタレーション作家14名は2名を除き、映像が専門ではない方だったとのこと。
今の時代、センス・体力があれば映像は以前と比べて驚くほど簡単に取れるようになってきています。このため他の分野の作家(たとえば書道家)がこうしてビデオインスタレーション作品を創れるようになっているとのこと。どの作品も完成度が非常に高く、本業の映像作家の手によるものだと思っていたので非常に驚きました。先ほどお伝えした、市民が自ら主体的に市民メディアを起こしていく、ということがこの作品を鑑賞することで現実感を伴ったものとして、しっくり胸に落ちてきました。
ご苦労されたエピソードは、上映作品が直前3日前にやっと判明するなど、何が起こるかわからない状態で進行したことだそうです。
榎田さんは、「だからアートは面白いんだ!現在進行形でさまざまなことが起こる、生きているんだから。そしてそれがアートなのではないかと。」とのこと。そうおっしゃる榎田さんは、ご自身も現役のミュージシャンとして活躍されるアーティストです。榎田さんの全身からは取材の間中、強いエネルギーがビシビシと私たちに伝わり、パワーを沢山いただきました。
榎田さん、ありがとうございました!(かねこ)
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「第3回横濱学生映画祭〜横浜国際映像文化祭2004」
開催日:平成16年11月12日(金)〜14日(日)
会 場:横浜市開港記念会館(国重要文化財)横浜市中区本町1-6、
BankART1929馬車道ホール 横浜市中区本町4−44他
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取材から随分時間が経っての報告になってしまいました。まずそのことを取材に快く応じてくださった関係者の皆様、ブログを読んでくださる皆様に深くお詫びします。
■横濱学生映画祭とは?横濱学生映画祭とは従来の映画上映における文化交流という枠を越え、急速に拡大するアジアのコンテンツ市場を見据え、教育と産業の両面から映画制作のあり方を検証するイベントです。
今回はその第3回目にあたり、世界的に有名なチャンイーモウや、チェンカイコウなど中国が世界に誇る映画監督を輩出してきた名門である北京電影学院の全面協力により、一気に国際化したものとなりました。
■「視像群」とは?
北京電影学院に今年から開設された「ニューメディアアート科」の教授でもあり、作家である方々の作品を紹介したものです。
当初、この企画の内容は壁面に映像を流すインスタレーションのみと聞いていましたが、実はそれ以外にも様々な映像作品や写真などがあり、それらすべてを含め「視像群」とのことでした。
まず、こちらの画像(←)が先のインスタレーションです。あいにく、私が訪れた日にこちらは開催されてなかったので、担当の方にどのようなものだったか、お伺いしました。
すると、タイトルは「浮遊」で、内容は水面に北京の風景を投影し、その水面に指で文字のようなものを描くといったものだったとのこと。ちなみに、水面に指で文字を描くというモチーフは仏教のものらしいです。
画像は室内のものですが、こちらが日大大通りの情報文化センターの二階の壁面に流されたそうです。
次に、これら(↓)は「視像群」のうちBankART1929馬車道で紹介されていた作品の一部です。
こちらでの作品は急遽展示が決まったもので、展示される事を知らずに会場へ訪れたのですが、とにかく見るなり衝撃を受けました。というのも、いくつかの作品がすごくグロテスクなものだったと言うのは去ることながら、強いメッセージを放ているものが多かったからだと思います。しかも、そのうちのいくつかは他でも拝見したことがあった有名な作品だったので、急遽見れたことに驚きと喜びを感じました。
この「急遽」というのは、日本の一般的な美術館やギャラリーではあまりあり得ない感覚だと思うのですが、大変面白かったので、またこういった展覧会があれば是非とも見に行きたいと思いました。(ドイ)


(左の画像が劉旭光の「墨滴」で、右の画像が一方の式王鴻海、劉旭光の「一方の式」)
■榎田竜路さんへのインタビュー
榎田竜路さんは、今回の企画を主催された特定非営利法人横浜アートプロジェクトの理事長です。榎田さんに、横浜アートプロジェクトについて、次に今回の企画のうち「視像群」についての裏話やご苦労なさった点などについてお伺いしました。
○特定非営利法人横浜アートプロジェクトについて
横浜アートプロジェクトは特定非営利法人化する以前(3年前)より、「子供の心を守る」「感覚を豊かにしよう」というコンセプトのもと、横浜開港記念館で「伝わるものコンサート」を行うなど様々な活動を精力的に行ってきました。
今回の映画祭もその活動の一環です。メディアリテラシー(メディアを使いこなす能力)を自分達自身が身に付けよう。マスメディアが変わらないのであれば、市民の手による市民メディアを市民自らが主体的に起こすことで、自分という主体を見失わないようにしていこうという目的のもと開催されたそうです。このお話自体は映画祭を含むもっと大規模な話で、今後も様々な活動が展開される予定となっているそうです。広報チームとしてもブログや、WEBで随時追いかけていきたいと感じました。
○「視像群」について
今回の映画祭自体の企画は今年7月頃より準備が始まりました。
その中でのビデオインスタレーション作家14名は2名を除き、映像が専門ではない方だったとのこと。
今の時代、センス・体力があれば映像は以前と比べて驚くほど簡単に取れるようになってきています。このため他の分野の作家(たとえば書道家)がこうしてビデオインスタレーション作品を創れるようになっているとのこと。どの作品も完成度が非常に高く、本業の映像作家の手によるものだと思っていたので非常に驚きました。先ほどお伝えした、市民が自ら主体的に市民メディアを起こしていく、ということがこの作品を鑑賞することで現実感を伴ったものとして、しっくり胸に落ちてきました。
ご苦労されたエピソードは、上映作品が直前3日前にやっと判明するなど、何が起こるかわからない状態で進行したことだそうです。
榎田さんは、「だからアートは面白いんだ!現在進行形でさまざまなことが起こる、生きているんだから。そしてそれがアートなのではないかと。」とのこと。そうおっしゃる榎田さんは、ご自身も現役のミュージシャンとして活躍されるアーティストです。榎田さんの全身からは取材の間中、強いエネルギーがビシビシと私たちに伝わり、パワーを沢山いただきました。
榎田さん、ありがとうございました!(かねこ)
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「第3回横濱学生映画祭〜横浜国際映像文化祭2004」
開催日:平成16年11月12日(金)〜14日(日)
会 場:横浜市開港記念会館(国重要文化財)横浜市中区本町1-6、
BankART1929馬車道ホール 横浜市中区本町4−44他
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by hamatori
| 2004-12-06 22:14
| 横浜国際映像文化祭

